ごく普通の人なら一度は夢見る異世界転生、この願望を満たしてくれるごく普通のゲームを紹介する
タイトルはそのまま、ごく普通の鹿のゲームだ。
物語の導入はこうだ。車に轢かれそうな鹿をかばってあなたが車に轢かれる。意識を失ったあなたが目覚めると異世界転生していることに気付く。そしてあなたは鹿になる。
分かりやすいごく普通の異世界転生ものを踏襲している。
鹿になったあなたが何をするのかについての説明は何もない。途方に暮れるかもしれない。
だがそういうものだろう。そう都合よく説明を引き受けてくれる人などいない。ましてやあなたが鹿ならばなおさらだ。転生した先が異世界ではなく奈良県だったらこの限りではないかもしれない。しかしここは奈良県ではない、大仏もお寺もない。鹿せんべいなどという食料もない。ゆえにライフは回復しない。
幸いにしてあなたはこの世界で死んでも何度もやり直しができる。そう、これはごく普通のゲームなのだからゲームオーバーはリトライの始まりに過ぎない。
トライアンドエラー、体だけでなく心も初心に帰るべきだ。
物語の導入はこうだ。車に轢かれそうな鹿をかばってあなたが車に轢かれる。意識を失ったあなたが目覚めると異世界転生していることに気付く。そしてあなたは鹿になる。
分かりやすいごく普通の異世界転生ものを踏襲している。
鹿になったあなたが何をするのかについての説明は何もない。途方に暮れるかもしれない。
だがそういうものだろう。そう都合よく説明を引き受けてくれる人などいない。ましてやあなたが鹿ならばなおさらだ。転生した先が異世界ではなく奈良県だったらこの限りではないかもしれない。しかしここは奈良県ではない、大仏もお寺もない。鹿せんべいなどという食料もない。ゆえにライフは回復しない。
幸いにしてあなたはこの世界で死んでも何度もやり直しができる。そう、これはごく普通のゲームなのだからゲームオーバーはリトライの始まりに過ぎない。
トライアンドエラー、体だけでなく心も初心に帰るべきだ。
ごく普通の鳥居が重要な意味を持つ |
望んでないのに身体は闘争を求める
試行錯誤を繰り返す中であなたは他者との衝突に見舞われるだろう。鹿となったあなたはこの世界の人間とのコミュニケーションが円滑に行えないのだから、これはごく普通に発生する悲劇だ。
争いは避けられないのだから、身を守るために、生きるために望まない闘争に身を晒すのはごく普通の生存本能の発露なのだ。
そんなあなたを助けるものがこの世界にはたくさん存在する。
車を建物を破壊して銃器を入手できるようになっている。破壊にともなうボーナスとして戦利品がドロップすることはごく普通の出来事だ。
なぜかACも存在しているがごく普通のゲーマーならばそこになぜ?と問うことなく搭乗するのは当然。
ACに搭乗したいというごく普通の願望を叶えてくれる |
ごく普通の闘争を求めるあなたへのプレゼントだ |
ごく普通の鹿がごく普通に闘争欲を満たす |
ごく普通に時をかける鹿
闘争の果てに鹿であるあなたは時をかける。世界を越えて鹿になったあなたが今更時をかけて未来に行く程度、ごく普通のイベントでしかない。
もちろん時を超えた程度でコミュニケーションの齟齬による衝突は避けられるはずもない。
闘争本能は留まることを知らないのだ。
時代が変わってもその本質は変わりはしない。この事実に胸を痛めながらもあなたは生きていかねばならない。仕方のないことだ。
ごく普通に時の流れに飲まれていく鹿 |
ごく普通に未来の環境に適応して重武装となる鹿 |
近未来を舞台に赤い二輪車が現れたらごく普通の人がイメージするものは、やはりこうだろう。
ごく普通の二輪車 |
ごく普通に乗りこなす鹿 |
これは未来を取り戻す戦いなのか、死か鹿を選ぶ物語なのか
戦いの先にあなたを待つ者は未来の自分を名乗る鹿。自分自身を越えていくというごく普通の展開だが、その先に呪いの存在が明かされる。
全ては呪いが元凶だったのだ。
感染症で苦しむのも、不況で苦しむのも、全てを呪いのせいにすれば楽になる。ごく普通の現実逃避だ。
ごく普通にネタバレに配慮した画像 |
どこかバカゲーの雰囲気をまとっていた本作が終盤にシリアスさを急に盛ってくる展開だが、ごく普通に見られる展開なので多少の驚きはあれどなるほどね、と納得もするだろう。
アクションの難易度も上がっているが、リトライを繰り返すほどにライフが上乗せされるという救済措置もある。ごく普通に親切な最近のゲームらしさを感じることができる。
ごく普通に選択をあなたにゆだねてくる |
ごく普通に真エンドが用意されている |
最後に、普通とは何かをあなたは考えたことがあるだろうか。
わざわざ意識して考えることは少ないかもしれない。だがしかし、意識してみるとこれがとても漠然としている概念だとわかってくるだろう。
人によって普通の範囲が大きく異なっているからだ。あなたの普通が他人には異常にみえることがあるのだ。
開発者がこれをごく普通と言っているが、それはおかしいぞ普通じゃないぞと否定するのは違う。開発者とあなたとで普通だと認識するものがずれているだけなのだ。
どうしても一言異議を申し立てたくなった時は表現を変えてみるのもありだろう。
「非常に個性的ですね」
強い表現は軋轢を生むだけなのだから。
「ごく普通の鹿のゲーム DEEEER Simulator」は非常に個性的なゲームだ。
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