宇宙を駆けるトレジャーハンターのマルコと銀河竜アルコが繰り広げる冒険活劇、マルコと銀河竜を紹介します。
本作を紹介するにあたって、まず手始めにそのイベントスチルの豊富さには触れないわけにはいきません。ころころと新しい1枚絵が表示される異常なまでの物量に圧倒されました。
記事中に貼り付けてる画像がほとんど1枚絵ですが、特別にそういう画像を選択してるのではないという恐ろしさよ。
画面の動きが少ないから遊んでて退屈を感じてしまう、だからノベルゲームはほとんど遊ばない、なんて人でもきっと楽しめます。いや、そういう人にこそぜひ!とオススメしたいです。
(本作をきっかけにして他のノベルゲームに手を出したらガッカリする可能性があるかもしれないという懸念には目をつぶろう!)
CG解放率10%の時点でこれ(↑)とその下にまだ4ページくらいあります。つまりはおよそ100枚。100%だと1000枚ってことに! |
CGだけでこれだけあるのにストーリーの節目節目にはアニメパートがあります。
以下にアニメパートのシーンを画像でぺたぺた。本編とは異なるタッチのキャラが動き回ります。
伸びるアゴ |
ダーティペア |
迫りくる敵の大群を討つ秘密兵器ボタン |
ぱた ぱた ぱた ぱた ぱた
登場キャラが個性的で魅力的でやり取りが楽しい
程よく力抜けた感じの主人公二人組をはじめとする登場キャラが皆、個性的魅力的!
そしてコミカルメインで展開するお話がとてもテンポよく、先へ先へとどんどんと読み進ませてくれます。ただコミカルなだけではなく、後半ではシリアスさが増していくためもれなく緊迫感もついてきます(おまけか何かみたいな表現)!
主人公マルコ。黒目がえらく小さい |
マルコと共に行動する銀河竜アルコ(人型) |
マルコとアルコ(ちび竜型)とブヒしか言わない非常食(謎に高性能) |
主人公二人組のゆるさはこちらの動画冒頭のドラマ、寸劇?で確認できるのでちらっと覗いてみてください。
【マルコと銀河竜】マルコとアルコと銀河ラジオ♯1
その他のすてきなキャラクターの皆さん↓
蕎麦屋(おすすめはカレー)の娘 |
おでんをすすめるライスシャワー(声の人の話) |
野球の試合中に拳で語り合うことを進言する人 |
左から有能な執事と小さい市長とユニコーン、そして残念な浪費家 |
送り付け…じゃなくてはりつけにされた浪費家 |
一部のキャラだけしつこく紹介してしまったように見えるかもしれませんが、単純に私はこういう残念なキャラが好きなだけです。
「ユニコーンかーい!!」ってシャウトも好き。
ぱた ぱた ぱた ぱた ぱた
ストーリーはコミカルにテンポよく進んでいくという話はすでにしてますが、そのコミカルなパートも後半の伏線を含んでおり明らかになった時にそうだったのか!と驚かされました。
ただのお笑いパートでしかない場面もありますがw
そしてコロッケが食べたくなります。やれば分かりますが食べたくなります。
...食事シーンが結構な数ありますからお腹が空くかもしれません。
それから、作中にでんでらりゅうの歌、というものが流れてきます。
長崎の方のわらべ歌です。歌詞の意味がよくわからないかもしれませんがすこし検索かければ把握できます。
本編終了後にでも調べてください。
銀河竜の境遇と重なるものがあり、でんでらりゅうとぎんがりゅうの響きが似ているところもあり、よく見つけてきたなあと感心しました。
ちなみにでんでら竜、ではないです。出られるが出らりゅうと変化した方言みたいなものです。
さだまさしの「がんばらんば」という長崎弁のラップ調の歌ででんでらりゅうを知ったという個人的なお話。
少し脱線しましたが、マルコと銀河竜はとてもオススメです。
ノベルゲーム好きな人だけでなく、苦手意識がある人にもオススメしたい。
クリアまでの所要時間は10時間に満たない7,8時間ほどでしょうか。若干短く感じるかもしれませんがプレイ中の密度の濃さがそれを補って余りある満足感を与えてくれます。
例えるならば、エスプレッソコーヒーのようなノベルゲームでしょうか。
物語はひとまずの完結を迎えていますが、まだまだ彼女たちの話を見せてほしいと思いますし、語る余地は充分に残しているはずです。
だからこそ、今からでもこの物語に触れてほしいと願います。
最後にひとつ、マルコと銀河竜が現時点ではPC版しか存在していないのがもったいない。家庭用ゲーム機への移植も期待したいところです。マルコと銀河竜公式
2人と1匹の旅をぜひ楽しんで |